「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
ドイツ帝国の鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの言葉です。
昔、この名言の意味が分かりませんでした。
どっちからも学んだらええやん、と。
けれど、読書をするうちに少しずつ意味が分かるようになった…気がします。
「過去に起こった出来事」と「結果」を知れば、後々どんな影響が世界にあるのかを学べます。
それを現在起きている問題に当てはめることで、とるべき行動を知り事前に準備できるのです。
経験は自分という限られた範囲でのみのできごと。
歴史は過去の人々が体験した数多くのできごとです。
ヒントが多く詰まっているのはどちらか、
またどちらがより普遍的であるかは明白だと思います。
もちろん自分の経験から同じ失敗しないようにすることも大事です。
ただ私は会社に雇われる側から自分で仕事をとってやっていく道を選びました。
自分の経験では解決の糸口すら見つけられないこともあるでしょう。
生き方が違えば、選択肢も正解も変化するのが当然です。

だから選択の答えは自分の中に探すのではなく、すでに同じ選択を人生の中で突き付けられ、切り抜けてこられた先人から学ぶことが大事なのですね。