『私たち一人ひとりが航海している
この人生の広漠とした大洋の中で、
理性は羅針盤、情熱は疾風。』
イギリスの詩人、アレキサンダー・ポープの言葉です。
この名言に出会ったのは中学校のころ。
最近になって思い出し、手帳に書き留めました。
特に三行目のフレーズに共感します。
理性だけで判断するのではなく、情熱だけで押し進めるのでもなく両方が必要だということと読み解きました。(本来は違う意味で読まれることもあるそうな ※後述)
私は臆病なので理性ばかりを働かせて生きてきたように思います。
目標に向かって努力する人に憧れながらも、一歩引いたところにいた私。
自分の可能性を否定していた時期もありました。
けれど、否定して自分を見下げていたのは私自身だけだと気づいた瞬間、
世界が鮮やかになったのを覚えています。
たくさんの人から多くの優しさと期待をかけてもらい今の私がいます。
心から感謝しています。
ただ、この名言の情熱、つまり『感情』は
自分という船の進路を乱す嵐になるという戒めの意味もあるそう。(※)
情熱を自分を鼓舞しつづけるものとするために、
進路を示してくれる灯台となる存在や人生のビジョンを設定することが
大事なのだと思います。
自分は情熱を燃やして生きているか?
理性を用いて進路を定めているか?
冒頭の言葉を見ながら自分に問いかけ毎日を過ごしています。
