私は昔からコンプレックスの塊でした。
身体的には声が高い(アニメ声とよく言われます)ことや身長が低いこと。
能力的には物覚えが悪い(人の顔を覚えることが極端に苦手)。
経済的にも性格的にも、人より劣っているという感覚に長く悩まされていました。
今でも自分のことや過去を振り返るのは得意ではありません。
「自分を好きになれ」「自分を認めてあげよう」
そんな言葉を素直に受け入れることができない自分を残念に思うことも多くありました。
ただそれでも前進したい、成功したいと思うのは「幸せになりたいから」です。
これまでは「自分が」幸せになりたい、と考えていました。
けれど今は、「みんなと」幸せになりたい、と考えています。
私の周りにいる人は最高です。
家族も仕事仲間も友達もみんな素晴らしい人たちです。
コンプレックスだらけの自分のそばにいて、人生を歩んでくれます。
周囲の人と幸せになりたいと思った時、「コンプレックスだらけの自分を許せないのは私自身だけだ」と気づいたのです。
正直、人それぞれに得意不得意があります。
生まれた家庭の経済格差もありますし、姿かたちもそれぞれ違います。
みんな違う個として生まれ、生きていきます。
そのため同じ幸せもなければ、不幸せもないです。
自分だけ、自分ばっかりと思うこともあるでしょう。
けれど、自分の目指す幸せのために「それはそれ、これはこれ」と思えるか。
その上で、人生を良くしようと「なにくそ!」と思い、ふんばり頑張れるのか。
その少しの違いが人生を変えると信じています。
自分は人生を変える途中ではありますが、少なくとも数年前よりも自分を愛おしんで生きていけてます。
自分は運が良かっただけかもしれない、けれど運をつかんだ自分を撫でて褒めてやりたい。
一歩、前へ足を出し続ける自分を応援してやりたい。
チャレンジの連続の人生ですから時には心にダメージを受けることもあるでしょう。
けれど、昨日よりチャレンジする自分を承認し続けることで自分を幸せにします。
そうすれば過去の自分が今の私を見て「頑張ってるじゃん」って褒めてくれるかもしれない。
それが自分を愛せなかった過去すら大事にすることにつながればいいと思っています。
