こんにちは、青木ころろです。
最近、寒くなり感傷的になりやすいように思います。
私は元勤め先の上司から「メンタルが強い」「鋼メンタル」と言われるくらい、落ち込んでもすぐに立ち直る人間です。
それは今も昔も変わりません。
ただ、どうしようもなく心が締め付けられることがあります。
それは亡くなった祖父のことを思い出すときです。
母子家庭の私は、父のように慕ってきました。
祖母のところに行くたびに仏壇にある笑顔に何ともいえない悲しさが襲います。
私はそれまで身内を亡くしたことがありませんでした。
そのためどこか死を遠く感じていたのです。
言葉で理解していても、心が受け止めていない状態。
もう年だと思っていても、変わらず優しい笑顔はそこにあると思っていました。
私が鋼メンタルでいられたのは、悲しいこと嫌なことを忘れてなかったことにしてきたからです。
このことを実感する時は、いつもある人の言葉を思い出します。
「なかったことにしてはいけない。ちゃんと感情を味わうんだよ」と。
「嫌なことや悲しいことを埋めてなかったことにしても、ずっとそこにあっていつか向き合うことになる。だから味わいなさい。ちゃんと向き合いなさい」
「それが、ころろを成長させてくれるから」
人間として生まれ、人間として生き、人間として死ぬのであれば
与えられたものを惜しみなく受け取り感謝して過ごしたい。
今回のことはもちろん忘れたくないし、忘れることができません。
ただただ胸がキリキリと締め付けられ、目頭がいつまでも熱くなるのです。
いつまでも苦しいけれど、まだ悲しくて心の置き場を迷いますが、いつか遠くにいる大好きな人の幸せを願うような優しい気持ちで祖父を思い出せるようになるまで、この痛みを向き合い続けようと思います。
今、このブログをご覧の皆さんに大好き人はいますか?
その方と最近会いましたか?電話やメールをしましたか?
ありきたりな言葉で恐縮ですが、良ければ会いに行ってみてください。
それが難しいなら、電話やメールをしてみてください。
そして今の思いを、感謝を伝えてみてください。
私の後悔は反抗期に酷い態度をとったことを謝らずにいたこと、そしてたくさん大事に愛してくれたことへの感謝、大好きだということを伝えていないこと。
今、まだ間に合う方はぜひ一言「ありがとう」そして「大好きだよ」と伝えてください。
私は直接言えない代わりに、どうか皆さんは後悔されない日々を送ってください。
