【自閉症という障害】祖父と従弟と私

こんにちは!ころろです♪

先日、久しぶりにいとことゆっくり会う機会がありました。

いとこは重度の自閉症のため、正直なところ話している内容が分からないこともあります。

その日もそうでした。

「じいちゃん忘れ物」としきりに言うのですが、祖父が何か忘れ物をしたということはありません。

何度も「どうしたの?」「何を忘れたの?」と聞いても同じ言葉を繰り返すだけ。

何のことか分からなかったので、叔母に聞いてみると
おじいちゃんをお寺に置いてきてしまった。
連れて帰らなくちゃ、

と、いう意味なのだそうです。

去年、他界した祖父を従弟はずっと探していたのです。
だから最後に見たお寺にいるのではないかと聞いていたんです。

死を、従弟が理解しているかは私には分かりません。

ただもう会えないことを理解できず、ずっと待ち続けること
もう会えないのだと諦める日々とどちらが辛いのか。

そんなことを考えずにはいられませんでした。
また祖父を想い、今でも探している従弟に何と声をかけていいか、今でも分かりません。

ただ長くも短い人生、祖父が大切にした従弟を大事にすることが祖父への孝行、供養になると思うのです。

祖父は何をしたら喜んでくれるか、今は想像することしかできません。けれど家族を愛していた人だったので、その分も私が愛し続けます。

投稿者: cororo

青木ころろです。 現在、フリーランスのライターをしながら起業をめざしています。 日々感じたことや学んだことをブログを通して発信。 これまでの人生、出会った人、そして未来に感謝しながら、貢献できることはないかと模索しています。 縁ありブログを見てくださっている方にも心からの感謝を。

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